国民健康保険はずるいのか―窓口の一部負担金の免除—<Kankitsu>

 国民健康保険に加入している被災者は、医療機関での一部負担金が、7月3日から12月31日までのおよそ5カ月間免除された。被災し先の見えない中で、少しでも支出を減らしたいと思っていた私にとっては、とてもありがたいことだった。そして、保険料の減免の制度もある。(私は該当しなかったが。)
 そのことを国民健康保険以外の人に話したところ、「うちは、そんなことはない。ずるい。」と言われてしまった。ほかの健康保険では、災害にあったときに、そのような制度がないのか不思議に思った。
 もしないのなら、窓口で支払った分の領収書と罹災証明、保険証の写し(マイナンバーカードの写し)を、加入している社会保険事務所や健康保険組合に送り、還付するような制度を作り、あるのならば、それを被災者に知らせなければならないと思う。
 保険料は収入が減らなければ変わらない、ではなく、実態に即した見直しをして欲しい。と、簡単に言っているが、事業所の経理や税金が関係してくるので非常に難しいとは思っている。
 国民健康保険の加入者が優遇されているのなら、それを最低限のラインとして、国民保険以外の人も同じように扱われるようにしていただきたい。

2024年08月25日|声:被災者の声