ひざ詰め ―少人数での説明会―

 

 令和6年3月22日に第2回「熱海市伊豆山復興まちづくり推進懇話会」が開催され、熱海市伊豆山復興基本計画およびまちづくり計画の変更案について熱海市より説明があり、委員からそれに対する意見が聞かれた。
 変更内容の中で、一番大きいものは、河川・道路事業の期間の2年延長である。JRとの協議に時間がかかっていることと、用地買収が進んでいないことが原因であると熱海市は説明している。確かに見た目にも工事は進んでいない。
 また、第1回懇話会での意見を踏まえて1つ追記されたものがある。
 「また、被災者の方々と膝詰めで意見を聞く場として、少人数での説明会を実施し、丁寧な情報提供を行っていきます。」というものだが、これは本来、もっと早い時期に行われるべきものであり、果たして2年8カ月経って追記するものだろうか。今追記するということは、今までやってこなかったということを、認めるということになりはしないだろうか。
 実際に少人数の地区別説明会が令和5年10月17日から令和6年1月23日まで7回行われた。熱海市は「7回開催した。」としているが、これは同じ説明会を、7つの地区に分けて行われたものである。正確には、のべ7回開催されたのであり、実質1回である。

2024年07月03日|被災地の今:被災地の現状