折れた水道管


 県が行政代執行し、撤去された門扉のそばに、折れた水道管が露出していた。盛り土崩壊直後の写真では、そこは崩れていない。原因が水道か調べるために掘り出したのか、古く使われていなかったものなのか。
鉄製の水道管は、錆びて細かな穴のようなものが空いており、中に土砂が入っているように見える。40年、50年?以上前に埋設された時の厚さは5~6㎜くらいあったのだろうか。そしてそれは適切に管理されていたのだろうか。1.2m前後に埋設されていたのだろうか。露出していたところでは、そのくらいの深さのようだが、先に行くにしたがって深くなっていく。
このHPの報道リンクから発災状況の源頭部動画、水道管破裂を見ていただくと、地下数メートルのところから噴出する水道水を見ることができる。
どこから持ってきたのか分からない土砂に埋められたせいか、水道管は腐食し、薄くなっていたのかも知れない。
 水道管などを埋設する場合は、保護のため周囲を山砂など埋めるが、ここでは直径20㎝くらいの石やそこにあったと思われる黄茶色の土に包まれている。そしてその上を、土砂投棄するためのダンプが通って行った。
市が設置した門扉の完成後は、投棄者不明の土砂投棄は無くなったが、今度は太陽光発電のための資材を載せた車が走ったことで、管はダメージを受けていなかったのか、疑問に思う。

2024年08月25日|被災地の今:逢初川源頭部