帰還率≒市の評価点

 

 令和6年3月31日現在、元警戒区域内への帰還世帯は避難していた132世帯のうち20世帯、帰還率15.15%である。 発災から2年9カ月が経ち、警戒区域解除から7カ月経っても、まだ40世帯が戻りたくても戻れないでいる。そして現実的には、40世帯の全てが戻るということはおそらくないだろう。
 災害などにより復興を目指すとき、帰還率60%を目標にすることが多いようだが、伊豆山の場合、最高でも45.5%にしかならない。決して合格点とは言えないだろう。
 これは住民の帰還率における、熱海市の施策に対する評価点ではないだろうか。現在100点満点で15点。これは帰りたい住民にとっても、熱海市にとっても、非常に残念な現在の評価点である。

 

2024年07月03日|被災地の今:被災地の今, 被災地の現状